言葉の壁


  今日は、イタリアから来日しているワイナリーの女性2人を連れて、
表参道のバーへ行った。
通訳の人を介して会話をしながら、
あぁ自分の言葉で話せたらどんなにいいだろうかと思った。


  途中で彼女らがお腹がすいていたから日本食が食べたいと言い、
うどん屋に入った。
かき揚げを手でちぎりながら食べていた。
彼女らは来日経験も多く、うどんの食べ方もこなれたもので、
当たり前のように七味唐辛子をかけ、
つるつる食べていた。


  言葉は全くわからないし、何を言っていいのかもわからないから、
とりあえず笑顔でいるようにした。
あと、
「水はいりますか。」
とも言いたかったのだけどイタリア語はわからないから、
「水はいりますか。」
と平気で日本語で言いながら、彼女らのコップを手に取りジェスチャーで伝えた。
無言で言うよりはマシだろうと思ったのだ。


  とりあえず笑顔で感じよくしておけば、言葉は通じなくてもうまくいく。
フランス語がわからないまま1人フランスに旅行に言った時も思ったけど、
今日もまたそう思った。