16時半から浅草でアポをとっていた。
話が好きなオーナーで、きっと今日も長くなるだろうと思っていた。
常連様の話、
オーナーのこれからの目標などなどを聴く。
人のことなので私は書かないけれど、いい話が聴けた。
しまいには、最近私が仕事で失敗してお客様に怒られた話をしてしまい、
オーナーが慰めてくださった。
「それ、その人がおかしいですよ。」
と。
言われて、あぁ私は、
自分は間違っていなかったのだと思わせてくれる言葉がほしかったのだと、
気付いた。

 
  前回このお店に来た時も帰りに浅草寺でおみくじをひき、
今日もおみくじをひいた。
前回は凶だったが、今日は吉だった。
びっくりするくらい  いいことが書いてあった。
「この幸いをえたことが、昨日の我が身と比べ、信じられないでしょう。
 春、暖かくなり、菜の花の匂いがするように、幸いがやってくるのです。
 枯れた木にも花が咲くようにめでたいことが起こりそうです。」


  いい話を聴いて、
もう何日も沈んでいた心が少し軽くなって、
しかも  おみくじは吉。
久しぶりに心がはずんだ。